野村「マジンガーZグラブ」のワケは
「広島春季キャンプ」(23日、沖縄)
広島・野村祐輔投手(25)は今キャンプで、誰よりも目立つ練習用グラブを使っている。青と緑でデザインされているのは、テレビアニメ「マジンガーZ」のロボットだ。
きっかけは、昨年オフに契約するゼット社のグラブ工場(大阪)を訪れたときに発見した、古いキャッチャーミット。そこに付いていた、昔のゼットのロゴが目にとまった。
「見た瞬間にマジンガーゼットの顔が思い浮かんだ。それをグラブにしたいと思った。評判はいいです」
こだわりは作りだ。グラブの上に顔を描くのではなく、革を重ね合わせてマジンガーZの顔ができあがった。地元・岡山のデニムも使われている。練習用グラブは色使いやデザインなど選手によってさまざまだが、野村の遊び心が表現された道具だ。