ジョンソンいける!初実戦で2回0封
「練習試合、広島2-0KIA」(26日、沖縄)
広島のクリス・ジョンソン投手(30)が26日、実戦初登板で好投した。韓国・KIAとの練習試合に先発し、2回1安打無四球無失点に抑えた。
先発ローテ候補の新外国人左腕が、期待通りの輝きを放った。テンポ良く次々にストライクを奪い、KIA打線を牛耳った。2回6アウトの内訳は内野ゴロ3、見逃し三振2、捕邪飛1。「球数を抑えるのが自分のスタイル。10個の三振は奪えなくとも、10個のゴロアウトは取れる」とうなずいた。
この日の最速は142キロだったが、カーブとツーシーム、カットボールを駆使。中日・善村スコアラーは「カットが右打者の内角に決まっていた。(球を)動かしてくる。テンポもいい。バリントン(現オリックス)みたいで嫌だな」と、昨年まで在籍4年で40勝を挙げた右腕の名を挙げ、警戒を強めた。
人生初来日から間もなく2カ月。父方の祖母が日本人で、「アブナイ」「モウイッカイ」「カエリマス」などの日本語も覚えた。黒田のキャッチボール相手を務め、雑談も交わす。「日本のマウンドもボールも問題ない。全てが正しい方向に向かっている」。優良助っ人へ、順調に歩を進めている。