大瀬良 先発4回1失点に収穫と課題

4回にエラーでピンチを広げた広島・丸佳浩(右)に声をかけられ笑顔を見せる大瀬良大地=札幌ドーム(撮影・村中拓久)
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 「オープン戦、日本ハム-広島」(17日、札幌ド)

 広島の大瀬良大地投手が先発した。侍JAPANの登板を含め対外試合4試合目の登板で、最長の4回を2安打1失点(自責1点)。黒田博樹投手直伝のツーシームを織り交ぜながら、収穫と課題のマウンドとなった。

 初回、先頭の西川を見逃し三振に斬ると、2死後には回をまたいで陽、中田、ハーミッダを3者連続三振に封じた。直球を軸にスライダー、カットボールがさえた。前回10日に日本代表として、欧州代表との強化試合に先発。3回を投げて3安打1失点と好投した。

 だが、四回に1死から陽、中田に2連続長打を浴び、先制点を献上。丸の失策も絡んで2死二、三塁の場面では、暴投で追加点を許した。3回までは無安打に抑えていただけに、悔やまれる失点となった。

 前日16日の練習中には、緒方監督と約10分間話した。指揮官は「いろんな野球観を聞いた。ウチでいえば3番目の投手。ローテの軸で回したいし、2年目のジンクスがない形で行ってもらいたいからね」と説明。黒田、前田に次ぐ3本柱の一角として、チームからの期待も高い。

 「球数が多いのを気にしている。減らしたい」と、テーマを掲げて臨んだ一戦は計79球。1イニング平均約20球で、課題を残す内容となった。

 次回は24日のウエスタン・中日戦(由宇)に先発後、31日のDeNA戦(横浜)で、シーズン初登板に臨むことが濃厚。昨季の新人王右腕が、2年目シーズンへ調整を続けていく。

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