“菅野キラー”安部 猛打賞でアピール

 「広島1-0巨人」(9日、マツダ)

 充実感でいっぱいだ。広島・安部友裕内野手(25)が笑顔でロッカーへ引き揚げる。決勝点の起点になり、3安打猛打賞の活躍。投手の主役がマエケンなら、打者は安部だ。

 「久しぶりの先発。普通にしていたけど(チームメートに)顔が青ざめていると言われた。最初にゴロをさばいて、試合に入れた」

 「1番・三塁」で今季初先発。初回1死で片岡の打球を軽快にさばいた。直後の打席は右前打で出塁。無死一、三塁から丸の二ゴロに間に本塁を踏んだ。

 三、五回は中前打。13年6月25日の巨人戦(マツダ)でも菅野から猛打賞を記録した。好相性を買われての先発起用に一発回答だ。

 開幕直前に急性腰痛症(ぎっくり腰)を発症。好調を維持しながら開幕1軍を逃した。悔しさを力に2軍で打ちまくり1軍切符をつかんだ。現在も腰には何重ものテーピングを巻く。「大丈夫です」。決して万全ではないが、弱音は吐かないと決めている。

 「勝ちに貢献したい」。短く結んだその言葉が、今季にかける思いだ。

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