“黒田ノート”で竜にリベンジ果たす
広島・黒田博樹投手(40)が16日、マツダスタジアムでの全体練習に参加し、中日へのリベンジを誓った。「一度やっているのでイメージは湧きやすい」。4日の対戦(ナゴヤドーム)で今季初黒星を喫した反省を、18日の再戦(マツダ)に生かす。
前回対戦では五回に5安打を集められて、3失点。7回3失点だった投球を「もう1歩引いておけば、良かった。どんどんペースが速くなった」と振り返り、単調だった投球リズムを修正点に掲げた。
メジャー時代は相手の特徴を細かくノートに書きとどめてきたが、「頭に入れておきたいので(今も)つけています」と明かした。2008年の渡米前まではなかったという習慣。その成果を、今度の対戦で勝利につなげたい。
黒田は現在も可能な限り、メジャー球団のテレビ観戦を行うという。「ファン心理というよりも野球人として勉強するつもりで、何か得るものがあるか、研究心を持って見る。忘れていたものを思い出すこともある」と説明した。
前回対戦で中日にカード3連敗を喫した緒方監督は「やり返さないと」と意気込んだ。黒田も「どれだけチームに勝つチャンスを与えられるか」と指揮官の思いに呼応した。首位チームとの3連戦。最下位から巻き返す契機にする。