いざ反攻!大瀬良、マエケンで連勝狙う
広島の前田健太投手(27)と、大瀬良大地投手(23)が27日、今季初の9連戦を前に自然体を強調。打線の援護に恵まれない状況は続くが、エースは「やることは変わらない。粘り強く投げていれば流れも変わる」と、不変の決意を明かした。
前田は2戦目、29日のDeNA戦に先発する。この日は指名練習に参加。ブルペンに入って調整した。22日の巨人戦(宇都宮)では7回1失点。好投しながら登板2戦連続、0-1で敗戦投手になった。防御率は1・55。調子は上向いている。
「ここで自分が崩れたら何の意味もない。当然、満足はしていない。悔しさもあるけど気持ちの持ち方は、変えないでやっていく」
9連戦の先陣を切るのは大瀬良。この日は外野での投球練習などで調整した。前回21日の巨人戦(上毛敷島)では、制球が乱れて5回5失点降板。「僕らしくなく、大事に大事にと思って悪い結果につながった。攻めの姿勢で流れをつくりたい」と誓った。今季初勝利でチームに勢いを呼ぶ。
両右腕は登板後、中5日で次戦へ向かう。畝投手コーチは「9連戦と考えると(中継ぎを)出しにくくなる。でも勝つのが先決」と、一戦必勝の態勢を敷く考え。その上で先発には「7回、120球は投げてほしい」と期待した。前半戦のカギを握る最初のヤマ場。大瀬良、前田で連勝を狙う。