古葉氏「ファンが常に応援してくれた」
「DeNA1-3広島」(19日、横浜)
広島が球団創設66年目で、9球団目の4000勝に到達した。
広島の監督として歴代最多の711勝を挙げた古葉竹識氏(79)=東京国際大監督=は、1975年(昭和50年)の初優勝を皮切りに11年間で4度のリーグ優勝、3度の日本一とカープ黄金期を築いた。
初優勝には「僕が広島で700勝以上できたのは、昭和50年に優勝して評価されたから。パレードには30万人もの人が集まってくれた」と、特別な思いがある。11年間の監督生活には「選手に恵まれた。勝ち負けは監督の責任と思い、選手にはいやな思いをさせたかもしれないが、よく頑張ってくれた」と回顧した。
選手としても低迷期の58年から12年間活躍した。「広島は戦争で大きな被害にあったが、みなさんの力でプロを作ろうとスタートした。厳しい時代もあったが、ファンが常に応援してくれた」と、ファンに感謝した。
緒方カープには「(先発の)ピッチングスタッフは一番いいし、打線が頑張ればすぐに(上位に)追いつく。ファンの後押しに感謝の気持ちをもって戦ってほしい」とエールを送った。