丸が主役!鯉打線爆発8点で5位タイ

 「DeNA4-8広島」(20日、横浜)

 広島が13安打8得点の猛攻で、DeNAに連勝した。打線を引っ張ったのは丸佳浩外野手(26)だ。9号ソロを含む3安打3打点の大活躍。これで1番定着後、7試合で7戦連続安打。緒方孝市監督(46)は今後も3番に戻さず、1番で起用する方針を決めた。首位巨人とは3・5差のままだが、ヤクルトに追い付き5位タイ。この勢いで、一気に最下位脱出じゃ!

 二塁ベース上に到達すると、控えめに両手をポンッとたたいた。3本目の安打に自然と笑みがこぼれる。今季4度目の猛打賞で、3打点をマーク。勝利の陰にチームリーダーの復調が光る。1番の丸が連勝の立役者だ。

 横浜は11年にプロ初本塁打を記録した思い出の地。「タマタマじゃないですか」と笑ったが、やはり相性はいい。0-1の二回、ジョンソンの適時打で同点とし、なお1死一塁。ここで高めに浮いた146キロ直球を狙った。グングンと伸びた打球は中堅フェンスに直撃。一時勝ち越しとなる適時二塁打だ。

 「ちゃんといい形で入れました。(山口の)速い真っすぐに振りまけないように、しっかり振っていった」

 さらに1点ビハインドで迎えた四回。カウント2-2からの5球目、再び高めに浮いた148キロ直球を、バックスクリーン右に運んだ。3試合ぶりの今季9号ソロ。そして七回には2死二塁から左越え適時二塁打で、ダメ押しの8点目を奪った。「自分のスイングができた」。納得の3安打、猛打賞だ。

 7日の楽天戦で2年ぶりにスタメン落ち。翌8日には休日返上で、緒方監督から指導を受けた。「丸なくして浮上はない」。その思いに応えるように、徐々に復調の兆しを見せる。1番定着後の7試合は30打数11安打で打率・367。「理想は3番」と話す指揮官も1番での継続起用を決め、「彼がやってくれたら、チームもどんどん上がっていく」と一層の活躍を期待した。

 今季、丸が打点を挙げた試合は14勝7敗。主力の活躍は当然、勝敗に直結する。「自分とキク(菊池)が塁に出れば点は入るんだと、あらためて実感した試合でした」と丸。出塁率も・343に上昇した。“キクマル”から“マルキク”へ。浮上へのカギはやはり、この2人が握っている。

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