福井6勝目 中18日先発も問題なし
「巨人2-3広島」(2日、東京ド)
広島・福井が今季最長の8回を投げ2安打2失点と好投し、今季6勝目を挙げた。
初回に2点の援護を受けたものの三回に同点に追いつかれたが、四回以降は粘り強く巨人打線を抑えた。バットでも2-2の五回1死一、三塁、自らボテボテの遊ゴロを放ち三塁走者が生還。これが自身のプロ初打点となり、決勝点にもなった。
ヒーローインタビューでは「疲れました。八回までよく投げたと思います。1人ずつアウトを取った結果です。昨日薮田が勝ってチームの雰囲気も良かったですし、今日は何となく勝てると思った」と声を弾ませた。1日の同戦で11年の自身以来となる、巨人を相手にプロ初登板初先発初勝利を挙げたドラフト2位・薮田(亜大)の名を挙げて、充実した表情を浮かべた。
雨などで登板機会が流れ、中18日の先発マウンド。今季6勝目に「自分は調整とかは関係ない投手。自分は任されたところで投げるだけ」と胸を張った。
チームは首位と1・5差。借金は5月14日以来の3まで減った。緒方監督は目標とする球宴までの5割復帰が視界に入り「まだ借金は残っている。広島に帰ってしっかりやる」と気を引き締め、3日からの本拠地・ヤクルト戦を見据えた。