福井8回無失点!今季最高の投球も…

 「中日2-0広島」(12日、ナゴド)

 広島・福井が今季最高の投球を見せた。8回4安打無失点。打線の援護に恵まれず、今季7勝目は逃したが、後半戦への自信になった。

 “魔球”がさえ渡った。この日投じた99球中、31球がフォークだった。もともとの持ち球だが、キャンプから意識して磨いてきた球種だ。「カウントも取れたし、空振りも奪えた。負けてしまったけれど、個人的には後半戦へいい形で入れる」と前を向いた。

 五回無死二、三塁では谷繁、代打・森野、大島を抑えた。フォークを多投することで直球やカットボール、ツーシームの効果が増した。ピンチを切り抜けても淡々とベンチに戻る姿が頼もしかった。

 初回に先頭大島を四球で出しても、慌てず後続を断った。四球から崩れる悪癖も、すっかり影を潜めた。畝投手コーチは「初回は不安定だったが立て直してくれた。あれは今年の成長点だろう」と認めた。

 前半戦で6勝。自己最多8勝を挙げたルーキーイヤーの11年は前半戦4勝だった。キャリアハイを目指す福井の存在感はさらに増していく。

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