エルドレッドが逆転2ラン 福井は9勝目
「広島2-1巨人」(22日、マツダ)
広島がエルドレッドの2ランで逆転勝ちし、連敗を4で止めた。競り負けた巨人は5連勝を逃した。
広島は1点を追う八回、1死一塁から代打・エルドレッドがバックスクリーンに飛び込む9号2ランで逆転した。
米国から来日の両親が見守る前での決勝弾。エルドレッドは「今日はバッティング練習の時からセンターにライナーを打とうという意識でしっかりとそういう練習ができていたんで、その練習の成果が試合の中でしっかりと出た」と胸を張った。
夫人の第3子出産のため、7月末に一時帰国。再来日後初の本塁打に、196センチ、123キロの大型助っ人は「まだいっぱい試合が残っているんで、すべての試合を勝つ気持ちでしっかりと、そして自分はこのチームの勝ちに貢献できるようバットで貢献して、まだまだ自分たちが狙うところは一番上にあるんでそこを目指して頑張ります」と、頼もしく宣言した。
先発・福井は要所を締める投球を見せ、8回を6安打1失点で自己最多の9勝目(3敗)。「最後の最後に点を取られてしまって、すごい悔しい気持ちもありますが、チームが勝ったんでうれしいです」と、八回の失点を悔やみながらも笑顔を作った。
プロ5年目で初の中5日での登板だったが「いつも中10日だったり14日だったりだったんで、中5日で回してもらえるだけでいいというか使命感を持ってやってます」と、意気に感じてのマウンドだった。
巨人は0-0の八回、1死一、三塁から途中から入った4番・井端の左前適時打で先制。先発・高木勇も6回を5安打無失点と好投したが、八回に2番手の山口がつかまった。