新井が闘志MAX!勝つ、そしてCSへ
広島・新井貴浩内野手(38)が6日、マツダスタジアムでの全体練習で、7日・中日との最終戦(マツダスタジアム)に全身全霊を注ぐことを誓った。勝利のみが求められる一戦。開幕からチームのために身を粉にしてきた長距離砲が3年連続でのCS出場へ導く。
143試合目が天国と地獄の分岐点になる。勝てばCS出場、引き分け以下で3年ぶりのBクラスが決まる。新井は「これが最後。とにかく集中して全てをぶつける」と闘志をみなぎらせた。
大一番にアドレナリンが出るのは確実だ。数々の修羅場をくぐり抜けてきたことを振り返り、「自分は平常心で臨むよりも『これにかける』と思ってやった方が、いい確率で結果が出る」と自己分析。負けられない戦いに重圧はあるが、それを力に変えられるだけの経験を積んできた。
黒田が中2日でブルペン待機することにも刺激を受けている。4日の阪神戦(甲子園)で126球を投げながらもチームのためならと体にむち打つ姿に、新井は「否が応でも気持ちは高まってくる」と早くも気合十分だ。
全体練習では歯を食いしばりながらバットを振り抜いた。泣いても笑っても、あと1試合。8年ぶりに広島に復帰し、鯉党へ恩返しを誓った1年。新井が、その答えを出す。