新井、来季も現役!2千安打&V目指す
「広島0-3中日」(7日、マツダスタジアム)
広島が新井貴浩内野手(38)と、来季契約を更新することが7日、分かった。8年ぶりに復帰した今季は、4番を任されるなど125試合に出場。打率・275、7本塁打、57打点と勝負強さも光った。1年契約だが、球団首脳は「もちろん、やるだろう」と契約を明言した。
今季最終戦では、初回に中前打を放ったが、これがチーム唯一の安打で敗戦。CSを逃した。「悔しいシーズンでした。たくさん応援していただき感謝しています。あっという間の1年間でした」と振り返った。
ただ古巣復帰した38歳の貢献度は計り知れない。個人成績に加えて練習態度、試合の取り組み方など、1年を通して若手の模範となった。性格面でも明るく、若いチームの兄貴的存在。来季、優勝を目指すチームに欠かせない。
5月9日の阪神戦(甲子園)で「左手中指伸筋腱(けん)脱臼」。以降はケガとも戦いながらのシーズンだった。通算2000安打まで残り29本。早ければ来季序盤で到達する。節目の偉業と、悲願の頂点へ。新井が悲壮な覚悟で、39歳シーズンに挑む。