丸、来季復活へ打撃フォーム修正
「広島秋季練習」(14日、マツダスタジアム)
広島・丸佳浩外野手(26)が14日、マツダスタジアムでの秋季練習に参加し、来季復活を宣言した。今季は打撃不振が続き、昨季の成績を下回った。この秋は打撃フォームの修正を決意。再び輝きを放つための準備を進める。
不動のレギュラーを務めながら最後まで納得のいく打撃ができなかった。丸は「数字が軒並み落ちた。来年はこのままではいけない」と唇をかんだ。本塁打と打点は昨年とほぼ同じながら、打率は・310から・249に大幅ダウン。三振もリーグ最多143個と悔しい1年だった。
再起へ向け打撃フォームを修正する。今季限りで退団した新井打撃コーチに師事してフォームを構築してきた。「考え方はこれまでと一緒」とベースに変化はないことを強調した上で「ステップやタイミングの取り方を考えていこうと思う。いろいろ新しいチャレンジをするのはこの時期しかない」。高みを目指して、模索していく構えだ。
前日13日には、緒方監督から今秋の強化指定選手に指名された。「言われる前から、そういうつもりでいた」と指揮官の期待に応える覚悟は十分だ。来季も中心選手であることに変わりはない。試行錯誤する秋を乗り越えた丸がチームの旗頭になる。