緒方監督 盗塁スタートを熱血指導
広島・緒方孝市監督(46)が15日、マツダスタジアムでの秋季練習で、課題の盗塁成功率の向上に着手した。丸、田中、安部ら俊足選手に対し、スタート練習を指導した。
現役時代に3年連続盗塁王に輝いた指揮官が、身ぶり手ぶりで熱く語りかけた。4位に沈んだ今季は機動力野球を掲げながら、80盗塁、成功率・615はともにリーグ4位。50盗塁死はリーグワースト。「足はあっても動ける選手は多くなかった」と話した。
玉木守備走塁コーチは「今季は総じてスタートが悪かった。リードの形から投手にプレッシャーをかけたい」と狙いを説明。この日はリード時の重心をより右足にかけ、低い体勢のまま走りだす練習が繰り返された。
11月1日からの日南秋季キャンプでは実戦が増やされる方針。指揮官は「実戦でトライして、継続してやっていく」と課題克服を誓った。