丸8年目で初のダウン更改500万減
広島・丸佳浩外野手(26)が26日、広島市の球団事務所で契約更改交渉を行い、500万減の8500万円でサインした。プロ8年目で初のダウン更改。「悔しいシーズン。投手の方にも負担をかけてしまった」と反省の言葉を並べた。
減俸にも迷いなくハンコを押した。今季は2年連続で全試合に出場し、自己最多に並ぶ19本塁打を記録。一方で打率は・249と、昨年の・310を大きく下回った。特に得点圏では・198と低調な成績に終わるなど不本意な1年となった。
「本来はもう少し(年俸を)下げてもらってもよかったけど、期待を込めてということなので。僕自身、チャンスで打てなかったし、それ以外でも打てなかった」
それでもチームにとっては攻守に不可欠な存在。秋季練習、秋季キャンプでは打撃フォーム改造に着手した。鈴木球団本部長は「彼抜きでチームの編成は成り立たない。『来年はやります』と言っている」と期待した。
このオフは打ち込みでフォーム固めに専念する。チームリーダーとして「少しでも優勝の戦力になれるようにしたい」と自らに言い聞かせ、「ジャンプするためには一度、沈まないといけない。その年だったと言えるように」と丸。終始厳しい表情のまま、強い覚悟を胸に秘めた。