鯉ドラ1岡田プロでも地下足袋トレ
広島からドラフト1位指名を受けた岡田明丈投手(22)=大商大=が28日、大阪市内のホテルで行われた関西六大学野球の納会に出席。大学時代に急成長を遂げる要因となった地下足袋トレーニングなどをプロでも続けていく考えを語った。大商大・富山陽一監督(50)から伝授されたマル秘メニューをこなし、目標の新人王を目指す。
礎となったマル秘トレーニングを忘れるわけにはいかない。岡田は「自分はあのトレーニングで良くなったので。良くなったことは忘れずに、しっかりとやっていきたい」。聞くだけで汗がにじむスパルタメニューをプロでも継続する考えだ。
その内容は地下足袋を履いての投球練習。足でしっかりと地面をつかむ感覚を覚えたことで、制球力が飛躍的に向上した。さらにマウンドの傾斜を逆に使った投球練習、ビーチ用のサンダルを履いてのタイヤ引きなど-。大商大・富山監督のアイデアで課されたメニューを黙々とこなして下半身を強化し、大学4年のリーグ戦は春秋で無敗の12連勝をマークした。
広島との仮契約後、恩師からは「期待されて入るんだから、恥をかかないように。しっかりと1年目から活躍しろ」とゲキを飛ばされた。背番号は17をつけることが正式に決まり「17は岡田と言われるように頑張りたい」と力を込める。
この日は関西六大学リーグから「特別功労賞」の表彰を受け、「4年間の全部が思い出。プロに行けるとは全然、思ってなかったです」とはにかんだ岡田。「張り切ってやって1年間、棒に振る方がチームに迷惑がかかる」と、来年2月のキャンプでアピールすることを目標に調整を進めていく。