新井、今までで一番の試合は…
広島の新井貴浩内野手が29日、菊池涼介内野手と広島市内のグリーンアリーナで「広島ガス 実感!くらしを変えるチカラ。2015ガス展」のトークライブに参加した。オフも人気は絶大で、会場に入りきらないほどファンが詰め掛けた。
2人が登場すると、会場の熱気は最高潮。シーズン中の秘話や質問コーナーなど約30分、ファンとの交流を楽しんだ。今シーズンを振り返って、思い出を問われた新井は「開幕戦の代打」を挙げた。3月27日のヤクルト戦(マツダ)。七回に代打で登場した。
「ベンチ裏でスイングしていたんですけど、ブーイングされたらどうしようとか、物を投げられたら…と思っていたんですけど。いざ、出た瞬間に、すごい歓声で。鳥肌がずっと立ってて、足も震えて。口がカラカラになったのを覚えてます」
結果は右飛で凡退。試合も2-4で敗れたが、8年ぶりの古巣復帰で再出発した一戦。「あれは生涯、忘れることのできない打席。今までで一番緊張したし、感動しました」と、ファンの熱い声援に強く感謝した。また、最後に「今年はたくさんの感動をいただいた1年。来年はいただいた感動を、みなさんにお返ししたい。必死に優勝を目指して頑張ります」と誓った。