広島の松山竜平外野手（３０）が２日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、５００万アップの２８００万円でサインした。今季は開幕戦にスタメン出場するなど、１００試合に出場。結局、先発出場は５１試合に終わったが、更改での高評価を「成績は落ちたけど、勝負強さを発揮してくれたと言っていただいた。僕の中では満足している」と笑顔で振り返った。（金額は推定）

　一方、打率・２７７、２６打点、５６安打は、いずれも昨季の数字を下回った。今季のスタメン出場は相手先発が右投手だったケースが主。年明けの自主トレには初めて左の打撃投手を連れ、徹底的に打ち込む考えを明かした。

　来季は９年目、３１歳。定位置奪取に向けて「全試合出場できるのであれば、内外野どちらでもいい。いままではあまり口にしなかったけど、来季は自分自身にプレッシャーを掛ける意味で３割、２５本塁打、１００打点を目指したいです」と、悲壮な覚悟を口にした。