広輔 日本一&不動遊撃へ飛躍の3カ条
広島の田中広輔内野手(26)が3日、飛躍3カ条を掲げた。(1)失策数減(2)四球数増(3)全試合出場。来季、背番号が「63」から「2」に変更される若鯉。この日は広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1900万増の4100万円で更改した。
球団からの期待を強く感じた。1900万アップの4100万円で更改した田中は「納得しています」と笑みを浮かべた。プロ2年目の今季は、遊撃レギュラーに定着。141試合出場で打率・274の好成績を残した。
「ホッとした気持ちと、来年に向けてしっかり頑張ろうという気持ち」。9月12日の阪神戦(甲子園)で、三塁打判定となった“幻の本塁打”も交渉の席で話題になった。本塁打査定とはならなかったが、倍増に近い増額に決意を新たにした。
背番号が「63」から「2」に変わる。新たなチームの顔となる男は、3つの目標を掲げた。まずは(1)失策数減。今季は両リーグワーストの22失策。「『安定性を目指してほしい』と言われました。僕もそう思っていたので、来年に向けてしっかり練習したい」と強く誓った。
「落ちる球を拾ったり、見逃せるようになった。四球を狙って取れるように。いやらしい打者になりたい」
打撃では(2)四球数増。球を見極めて四球を選び、得点圏での犠牲フライなど、確実性の高い打撃を追求する。その先に見えるのが(3)全試合出場だ。「大前提にある。今年以上の成績を残したい。日本一を目指してやる」。攻守でレベルアップを図り、不動のレギュラーの座を勝ち取る。