マエケン待つだけ「今できることない」

 広島は9日、ポスティングシステムを利用しての米大リーグ移籍を目指す前田健太投手(27)について、申請手続きを行ったことを明らかにした。MLB(米大リーグ機構)は早ければ現地時間の9日にも公示し、10日の午前8時(米国東部時間)から30日間、広島が設定した譲渡金を支払う意思のある全球団が前田側と交渉できる。

 鈴木球団本部長はこの日、球団事務所で取材に応じ「きのう(8日)メールで担当者に(申請書類を)送った」と話した。続けてMLBに通知されたことも確認したという。これで広島が行う手続きは完了した。広島が申請時に設定した譲渡金は、上限の2000万ドル(24億6000万円)になったもようだ。

 今季、エースは15勝8敗で防御率・2・09をマーク。最多勝や沢村賞など4冠に輝いた。鈴木本部長は「うちの勝ち頭の選手を出すわけだから。良い条件で契約が整ってほしい」と期待を寄せた。

 夢の実現に向けて、また一歩前進した前田。マツダスタジアムで約2時間練習後「今、僕にできることは何もない」と待つ姿勢を強調した。海の向こうでは、すべての球種のレベルが高く制球力にも優れる前田は今オフの目玉投手。いよいよ“MAEDA争奪戦”のゴングが鳴る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス