菊池「諦めない」バスケ観戦で刺激
広島・菊池涼介内野手(25)が13日、、広島サンプラザホールで行われたバスケットボー男子ナショナルリーグ(NBL)、広島-東芝神奈川戦を観戦。最後まで諦めずに戦った広島選手の姿に刺激を受けた。
この日の一戦は「菊池涼介選手広島ドラゴンフライズ応援デー」と銘打たれて開催。昨年、共通の友人を通じて知り合った広島・佐古賢一HC(45)との縁で実現した。
試合は広島が最後に猛反撃。第3ピリオド終了時は15点差をつけられたが、第4ピリオドに29点を奪い、敗れはしたものの80-83と3点差まで迫った。
過去最多2835人が詰めかけた会場は広島コールに包まれた。熱視線を送った菊池は「諦めずに最後まで挑むことでワンランクアップできる」と振り返った。
佐古HCとは食事にも行く間柄で「2、3時間は話し込む。トップアスリートとしての考え方などを話す」(同HC)という。菊池にとっては「先輩でもあり、仲間でもあります」。今季、両膝を痛め現在も治療中だが、現役時代に左アキレス腱断裂から見事復活を遂げた経験がある同HCは、良き相談相手でもあるはずだ。
もうしばらく治療に専念し、「自主トレでは完璧にしたい」と来年1月7日からはフルに動ける体にするのが今の目標。悲願の優勝へ、名手の完全復活は欠かせない。