ルナ獲得!広島助っ人最大7人体制だ
広島は18日、前中日のエクトル・ルナ内野手(35)と契約合意したと発表した。年俸は100万ドル(約1億2000万円)プラス出来高払い。球団は日本球界での実績を高く評価し、中軸を打つ正三塁手として期待する。今後はさらに2投手を獲得予定で外国人は最大7人体制になるだけに、助っ人にもシビアな競争が求められる。
懸案のポジションに、大きなピースが埋まった。この日、球団がルナ獲得を正式発表。正三塁手として期待される。前中日の外国人選手補強は、08年まで在籍したアレックス・オチョア外野手以来。“成功者”として同じルートをたどる。
ルナは初来日した2013年に、打率・350を残すと翌14年は・317。今季も・292と、いずれも安定した成績を残した。守備力にも定評があり、中日では主に三塁手として活躍。右肘、左膝の故障を不安視する声もあったが、球団のメディカルチェックで問題は見られなかった。
中日戦は今季9勝15敗と大きく負け越した。特にナゴヤドームでは1勝10敗。鬼門の地を知り尽くす助っ人の獲得は、数字以上の“補強”になる。実績に加えて、球団は真面目な性格も評価。日本人選手ともすぐに打ち解けるなど、日本野球に適応する上で、心配がないのも利点だ。
球団首脳は「アレックスと同じように主軸として期待する」と説明する。ルナ獲得でチーム内の競争も激化。堂林や安部、小窪らの発奮材料として相乗効果、底上げにもなるはずだ。今後は先発、抑えと助っ投2人を獲得予定。最大で7人体制を敷く。4つの外国人枠をめぐって、助っ人にもシビアな競争が生まれる。