マエケン ドジャースと直接交渉か?

 ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指し、15日に渡米した広島・前田健太投手(27)が近日中に帰国することが25日、明らかになった。現地では代理人のアダム・カッツ氏と交渉の現状、自身の希望などについて意見交換したもようで、移籍先の大本命とみられるドジャースとは同日(米国時間24日)、自らも同席して直接交渉を行ったという情報もある。

 米メディアではここにきて、前田のドジャース移籍を有力視する報道が相次いでいる。

 ド軍は岩隈のFA獲得を見送った今、先発投手の確保がチームの最優先事項となっている。また前田獲得には譲渡金2000万ドル(約24億2000万円)を含めて総額1億ドル(約121億円)規模の資金が必要になる可能性があり、財政面でもド軍有利と伝えている。

 米国はこの日からクリスマス休暇に入ったため、メジャー各球団の補強作業も年末年始は動きが停滞する。だが、10日にポスティング申請の手続きを行った前田と米球団との交渉期限は1月9日午前7時(米東部時間1月8日午後5時)までとなっており、残された時間は決して多くはない。

 この局面での前田帰国は、獲得を希望する球団との交渉が順調に進んでいる証しと見ることもできる。今後、一気に交渉が進展し、「年内決着」となる可能性も十分にある。

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