堂林 打率・333&20発80打点だ

 広島の堂林翔太内野手(24)が6日、広島市内のグラウンドで自主トレを公開した。今季の目標にあらためて三塁のレギュラー奪取を掲げるとともに、打率・333、20本塁打、80打点を挙げた。昨年の秋季キャンプで神主打法に取り組んでいたが、今はシンプルな打撃フォームに原点回帰。心機一転、大きな目標に挑む。

 一心不乱にバットを振り抜く。堂林の額に汗がにじむ。勝負の7年目。練習後、でっかい目標を掲げた。「打率・333、20本塁打、80打点をテーマに持ってやっていきたい。目標は高い方がいい」。真っすぐなまなざしで力強く言い切った。

 キャリアハイは12年。144試合に出場し打率・242、14本塁打、45打点だった。昨季は開幕1軍を逃すなど、成績はいずれも過去最低に終わった。掲げた目標が高いのは自分でも理解している。それを公言したことで重圧は倍増するが、どん底からはい上がるだけの手応えがある。

 昨年の秋季キャンプで石井打撃コーチと取り組んだ神主打法。だが試行錯誤の末、原点回帰することを決断した。胸の前にバットを構えるのをやめ、足も上げる。「キャンプ最終日に琢朗さん(石井コーチ)と確認して、シンプルに構えた方がいいと」。今オフはできる限り打撃投手の生きた球を打った。「感触はいい」。視界は明るい。

 三塁はチームで最激戦区だ。新加入するルナを筆頭に、梵、小窪、安部らがライバルとなる。「(三塁には)こだわりがある。今度は自分の力でポジションを勝ち取りたい」。再びまぶしいくらいの光を放ってみせる-。強い覚悟を持って臨む1年が幕を開けた。

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