緒方監督 開幕投手は白紙「競争を」
広島の緒方孝市監督(47)らスタッフ、選手らが31日、宮崎県日南市のチーム宿舎に到着した。
2月1日のキャンプインを前に宿舎では、全選手を集めて全体ミーティング。全選手を前に指揮官は「シーズンが始まる中で昨年の4位という結果、最終戦を勝ち切ることができなかった悔しい思いを持ち続けよう。1つのモチベーションにして、力に変えて戦っていこう」と話した。
昨年はこの場で前田健太投手に、開幕投手を任せることを伝えたが、今年は白紙を強調。「チームはピンチかもしれないが、みんなにチャンスがある。競争して結果を出して、チャンスをものにしてほしい」と説明した。
黒田博樹投手、クリス・ジョンソン投手ら実績組に、先発に再転向する大瀬良大地投手らが筆頭候補になる。
また、到着した宮崎空港では、約300人のファンが詰めかける中、日南市による盛大な歓迎セレモニーが行われた。
「結果がすべてだけど、こだわり過ぎることはない。もちろん(監督就任)2年目なのでね。勝つことに対して、優勝することに対してはこだわっていきます」と指揮官。25年ぶりの優勝に向けて、間もなく実践漬けのキャンプが始まる。