ドラ2横山“同級生”大瀬良に刺激
「広島春季キャンプ」(2日、日南)
広島のドラフト2位・横山弘樹投手(23)=NTT東日本=が2日、同級生の大瀬良大地投手(24)に負けない活躍を誓った。「大地にはいい刺激を受けている。追いつけ、追い越せと思っています」。プロ1年目、開幕ローテ入りを目指す右腕が決意を新たにした。
2日連続でブルペンに入り、ノーワインドアップから35球。右腕から振り下ろされたボールは、心地よい音を響かせて次々に捕手のミットに収まった。その一方で、隣で投げていた背番号14のボールに目を奪われた。「すごい球を投げていると思った」。同い年のピッチングに衝撃を受けた。
ルーキーとプロ3年目。ライバルと呼ぶにはまだまだ力不足であることは自覚している。「(大瀬良は)チームの柱を任されている人間なので」。現時点では心強いプロの先輩として、尊敬のまなざしで見ている。
ピッチングを見届けた緒方監督は、「球種が多く、低めの意識を持ってできている。安定した投球でフィニッシュもしっかりできていたので楽しみ」。先発ローテの一角として期待する社会人右腕を評価している。
次のブルペン入りは4日。課題を修正し、状態を整える。鯉の次期エースに少しでも追いつくべく、どん欲にキャンプに打ち込む。