誠也レギュラーへ手応え…紅白戦で感触

 「広島春季キャンプ」(10日、日南)

 広島・鈴木誠也外野手(21)が10日、休日を返上して約1時間、筋力トレーニングで汗を流した。9日の紅白戦では2打数無安打に終わったが、打撃内容に手応えを感じ取った。実戦が増える11日からの第3クールでは、結果も求めて打席に立つ。

 笑顔が絶えなかった。約1時間の筋力トレーニングを終えた鈴木の表情は、いつにも増して明るい。今キャンプで模索を続ける打撃に明るい兆しがある。「タイミングが合い始めている」。白い歯をこぼしながら声をはずませた。

 きっかけをつかんだ一振りは、第2クール最終日となった9日の紅白戦だった。佐藤の内角球を鋭く引っ張った。結果はファウルだったが、キャンプ初日から取れていなかったタイミングに手応えを感じた。

 オフはソフトバンク・内川に弟子入りするなど打撃に磨きを掛けてきた。理想のスイングは「力を抜いた状態で強く振れること」。練習では徐々に内容あるスイングができているものの、実戦になると力みで思い通りにいかなかった。

 11日の第3クールからは、紅白戦や練習試合が増える。右翼のレギュラーをつかみ取るためには、結果を残さなければならない。「一つ一つ、内容のある打席を重ねていけば結果はついてくると思う」と言い切った。

 昨季は開幕を「1番・右翼」で迎えたが、わずか2試合でスタメン落ち。悔しさを味わった。野間と争うレギュラーの座。「強い気持ちでキャンプに臨んでいる」。手に残る好感触を本物に変え、サバイバルレースを勝ち抜いてみせる。

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