黒田フリー初登板で貫禄投球
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「広島春季キャンプ」(23日、沖縄)
広島の黒田博樹投手(41)が、今キャンプ初めてフリー打撃に登板した。
マウンド前に防球ネットを設けず、実戦に近い形での投球。小窪哲也内野手(30)、安部友裕内野手(26)、ドラフト5位・西川龍馬内野手(21)=王子=を相手に、変化球を交えながら全40球。安打性の打球はゼロだった。
登板前にはスタンドから、大きな拍手が注がれた。8年ぶりに復帰した昨年は、2月25日にフリー打撃初登板。今季は開幕が2日早まることで、昨年より早めの調整になっている。新球チェンジアップも試投。全体でも外野に飛んだ打球は、わずか4球で大半がストライク球だった。西川のバットを折るなど、貫禄の投球内容となった。
黒田は「投げた内容はまだまだこれからなんですけど、とりあえず実戦形式でバッターを立たせて投げることができた。順調は順調だと思います」と手応えを口にした。