緒方監督「若い選手が順調な仕上がり」
「練習試合、広島6-1日本ハム」(28日、沖縄)
広島が28日、春季キャンプを打ち上げた。選手会長に就任した小窪哲也内野手(30)が、練習最後に一本締めのあいさつ。「今シーズンの目標は25年ぶりの優勝です。勇往邁進(まいしん)。チーム一丸となって、広島が一丸となって、目標に向かって進んでいきましょう」と25年ぶりのVを誓った。
日本ハムとの練習試合では、打線が効果的に得点を重ねて大勝。これで2月の対外試合は、負けなしの7連勝で終えた。
エース候補の大瀬良大地投手(24)が、右肘の違和感で故障離脱。先発に不安は残る。だが、ドラフト1位の岡田明丈投手(22)=大商大=や、同2位・横山弘樹投手(23)=NTT東日本=ら、ルーキーも成長を感じさせるなど、若手選手も台頭。緒方孝市監督(47)は「若い選手が個々に順調な仕上がりで、成果がみられた。ポジションを勝ち取るために結果、内容でアピールしてくれた」と手応えを語った。
地元広島に戻って、3月2日からは中日と、のオープン戦(刈谷)を戦う。開幕まで残り1カ月。緒方監督は「主力が数多く出てくる。若い選手には数少ないチャンスになるが、その中でものにできるように頑張ってほしいね」と熱望する。
チームの底上げから、25年ぶりの頂点へ。投手を中心とした守り勝つ野球、接戦を勝ち切る野球を浸透させ、ベナントレースに備える。