黒田、シート打撃登板で手応え
広島・黒田博樹投手(41)が2日、2度目のシート打撃に登板した。1軍は中日とのオープン戦のため不在。マツダスタジアムで、2軍から合流した中東直己外野手(34)、ドミニカのカープアカデミー出身の練習生、メヒアとバティスタら、打者のべ14人を相手に全50球。安打性の打球は2本だった。
「状態もだいぶ上がってきたんでね。なかなかオープン戦では試せないことも、試すことができました」
新球のチェンジアップや、本格習得を狙うカーブ、右打者の内角を狙うカットボールなど、幅広く投げた。バティスタに内角ツーシームを左翼スタンドに運ばれたが、中東をフロントドアで見逃し三振に。メヒアには、内角ツーシームでバットを折るなど、順調な調整をうかがわせた。
「メジャーの時もそうですけど、僕はその日調子を見て、それなりのピッチングができるか。状態が悪くても、悪いなりに抑えるすべを確認したい。アジャストの仕方を身に付けることができたら、いいかなと思います」
前回2月27日には、キャンプ初のシート打撃登板。新井、ルナ、エルドレッドら主力打者のべ11人を相手に、安打性の打球は2本に抑えた。今後は週末のオープン戦から、計3度の実戦登板を経て、20年目の開幕に向かう予定。シーズンへ調整に狂いはなさそうだ。