エルド絶好調!OP戦もう4号じゃ
「オープン戦、広島3-4西武」(6日、マツダスタジアム)
断続的に雨が降り続く中、大きく弧を描いた打球が左中間席に飛び込んだ。オープン戦4号、対外試合では8試合で5本目となる本塁打。広島・エルドレッドは、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。
「内側にきたボールを捉えた。(打球が)少し上がったと思ったが、パワーでスタンドまでもっていけたよ」
笑顔で振り返ったのは、4点を追う五回の打席だ。低めのスライダーを強振。打球は最深部の左中間フェンスを越えた。芯ではなくバットの先だったが、力で運んだソロ弾だ。
「ランナーがいる時にも打ってほしいね」。驚くほどの好調ぶりに、緒方監督は笑顔で“注文”を付けつつも、主砲のバットに信頼は増すばかり。「すごい勢いで打つね。いい感じが続いているが、あれでオーバーフェンスするのだから」と絶賛した。
外国人の起用については開幕直前に見極められる方針だが、エルドレッドの開幕1軍はほぼ確実だ。「自分は長打を打たないといけない」。25年ぶり悲願の優勝へ、チームを背負う助っ人が打ちまくる。