野間“青木打法”で開幕右翼ゲットだ
“青木打法”で開幕右翼の定位置獲りだ。広島・野間峻祥外野手(23)が7日、マツダの室内練習場で約1時間、休日返上でマシン相手に打ち込んだ。現在、マリナーズ・青木宣親外野手(34)を参考にした新打撃フォームに取り組んでいる真っ最中。完全習得し、し烈を極める外野戦争を勝ち抜く。
3日に行われたオープン戦・中日戦(小牧)から新打撃フォームに変更。「1番・右翼」で出場し、4打数2安打と結果を残した。「上体で振りに行ってしまうところがあった。上体を低くすることで、下半身を使えている」。下半身に意識を置いているうちに、青木と似通った打ち方にたどり着いた。
理想のフォームはイメージできている。「青木さんは同じ左打者なので、参考に動画を見たりしている」。安打製造機の打法を研究し、鏡の前で自らの動きを確認しながらフォーム固めに励む日々。ここまでの3試合で12打数3安打。少しずつ手応えをつかんでいる。
天谷、松山、土生、に加えて、右ハムストリングの筋挫傷で戦列を離れている鈴木が復帰すれば、競争はさらに激化する。野間は「1試合1試合、しっかり無駄にならないようにやりたいと思う」と前を見据えた。狙うはライトの定位置奪取。新たな姿で激しい争奪戦を勝ち抜く。