黒田、開幕カードのDeNAに6回2失点

 「オープン戦、広島-DeNA」(13日、福山)

 広島の黒田博樹投手(41)が、オープン戦2度目の先発登板。6回を投げて6安打2失点だった。開幕2戦目、26日のDeNA戦に先発する予定で、シーズンの“前哨戦”。チェンジアップや、本格習得を目指すカーブ、右打者の内角にカットボールと、“新球”を惜しみなく披露した。

 「まだまだ、これじゃあ戦うのは難しい。シーズンに入れば修正して、1年間戦っていかないといけない。まだまだですね」

 初回、先頭の柴田に中前打を許したが、荒波をツーシームで二ゴロ併殺に。続くロペスに左前打を浴びたが、4番筒香を125キロチェンジアップで左飛に打ち取った。二回は内角のカットボール、チェンジアップを駆使してロマック、松本を2者連続三振。最後は山下幸を「フロントドア」で一ゴロに抑えた。

 三回はカーブを軸にして、下位打線を簡単に三者凡退に。黒羽根は新球チェンジアップで、三ゴロに抑えた。続く四回は荒波、ロペス、筒香の中軸をわずか12球で料理。三者凡退に斬って取った。

 五回は1死後、松本に右前打を許すと、2死二塁から連打で2失点。甘く入った球を狙われ、4本の安打を集中された。予定の5回を投げ終えたが、六回も続投。イニング間に修正して無失点で登板を終えた。全82球。最速は144キロだった。

 「あまり状態はよくなかったですけど、なんとか6回を投げきることができた」。登板後は収穫を口にする一方で、五回の連打を反省。「ああいったところは、実戦じゃないと経験ができない。シーズンに向けて修正をしていかないといけないし、メンタル的にも修正していかないと。次に生かしていきたい」と気を引きしめた。

 前回6日の西武戦(マツダ)登板では、左内くるぶしに打球を受けるなど、2回2/3を6安打3失点で途中降板。中6日で迎えたマウンドで、きっちり修正した姿を見せた。

 次回は中6日で、20日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に登板後、中5日で開幕2戦目のマウンドに向かう予定。41歳のレジェンド右腕が、プロ20年目シーズンに向けて、順調な調整を続けていく。

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