広島の野村祐輔投手（２６）が、１５日のウエスタン開幕戦、オリックス戦（由宇）に先発する。開幕２カード目、２９日からの中日３連戦（ナゴヤドーム）中に登板予定で、シーズンを逆算した上での調整登板。この日はマツダスタジアムで投手指名練習に参加して、キャッチボールや短いダッシュで調整した。

　前回８日のオリックス戦で、５回４失点の投球内容。課題の立ち上がりを無失点で終えたが、四回に４連打で３点を失うなどした。走者を置いてから、セットポジションでの投球が主テーマ。「前回は真ん中付近に集まってしまったので。クイックが入った時も、走者なしと同じような形で入れるようにしたい」と気を引き締めた。

　米大リーグ・ドジャースに移籍した前田健太投手（２７）の穴を埋める存在として、緒方孝市監督（４７）ら首脳陣の期待は高い。１５日のヤクルト戦（神宮）には、福井優也投手（２８）が先発する予定。柱として期待される２人が、シーズン開幕に向けて調整を進める。