ドラ1岡田G戦で初陣!開幕ローテ決定

 広島の緒方孝市監督(47)が14日、横浜市西区のパシフィコ横浜で行われた「セ・リーグファンミーティング2016」に参加。ドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=の開幕ローテ入りを明言した。このまま順調にシーズンに入れば、早ければ4月1日・巨人戦(マツダ)でデビューする可能性が高まった。

 集まったファンは、2800人を数えた。赤いユニホームの鯉党も目立つ。開幕を目前に控え、会場内のボルテージは、次第に高まった。ほかの5球団の監督と壇上に上がった緒方監督は、熱い声援にも押され、岡田の開幕ローテ入りをはっきりと口にした。

 「マエケンが抜けた穴を、大瀬良らでしっかりと回ってもらわないと困る。でも大瀬良は開幕に間に合わない。岡田と横山は(開幕)ローテに入って来てくれるんじゃないかと期待している」

 キャンプ終盤に右肘痛を発症した大瀬良は、開幕が絶望的。開幕ローテはジョンソン、黒田、福井、野村の4人が決定済みだ。4月に5戦が3週続くため3、4月は基本的に5人で回す方針。緒方監督は「(岡田と横山の)順番は決めていない」と話したが、現段階では総合力で5番手に横山が有力。岡田は谷間を埋める6番手となり、早ければ4月1日・巨人戦(マツダ)でデビューする可能性が出てきた。

 指揮官と同ミーティングに参加した岡田は、その期待に応える意気込みだ。壇上で緒方監督の「目標は大きく、しっかりと『新人王を取る』くらいの宣言をしてもらいたい」との言葉に尻込みすることなく即答。「新人王を取ります。背番号の17(勝)を目指して頑張りたい」と宣言し、拍手喝采を浴びた。

 次回は17日・西武戦(西武プリンス)に先発する予定。「真っすぐは詰まった当たりがあった。精度を上げて力のある球をコースに投げていく」。制球に苦しみ4回3安打2失点だった前回10日・ヤクルト戦(マツダ)からの雪辱を誓った。

 最後の美酒は91年。広島は12球団で、最も優勝から遠ざかっている。即戦力右腕は「優勝に貢献したい」と力を込めた。「17勝は言い過ぎだけどね(笑)。でも、ここに集まったドラ1で一番の活躍をしてほしい。2桁以上。1年間、しっかりと投げて勝ってもらえば、優勝争いはできる」と緒方監督。投手王国が再現できれば、悲願への道は大きく切り開かれる。岡田がその一翼を担う。

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