広島でも金銭授受 5連勝でご祝儀
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巨人、阪神、西武、ソフトバンクの4球団で、試合中の円陣での「声出し役」がチームの勝敗によって金銭授受をしていた問題で、広島・鈴木清明球団本部長は17日、昨年まで広島でも同様の行為が行われていたことを明かした。
チームが5連勝することで「声出し役」が“ご祝儀”として現金を受け取る方法で、チームが敗戦したときに「声出し役」が他選手に現金を払うことはない。金額は一昨年までが1000円ずつ。去年はチームに連勝がなかったために1万円へと引き上げられた。
鈴木本部長は「(事態を把握したのは)昨日、ファームの選手に聞いた」とし、5年ほど前から行われていたという。
また、遅刻やノックによる罰金の徴収もあり、集めた罰金は身体障害者を球場へ招待するチケットなどにあてていたという。
鈴木本部長は「法律違反でも協約違反でもないのでダメなのかという疑問もあるが、賭博の温床になる可能性もある」と、現在は禁止している。