野間 タカ主戦撃ちで開幕右翼を奪う
広島の野間峻祥外野手(23)が18日、ヤフオクドームでの指名練習に参加。開幕前最後のオープン戦となる19日からのソフトバンク3連戦で主戦投手を打ち「開幕・右翼」をつかみ取ると誓った。
対峙(たいじ)するのは昨季の日本一チームだ。相手の先発は初戦のバンデンハークから、武田、和田の順。野間は「この3試合は大事。チャンスをつかんで、開幕戦のライトを守りたい」と意気込んだ。
本番に近いメンバーで臨んだ15日からの関東3連戦では、すべて途中出場。右翼のスタメンは天谷と下水流に譲った。とはいえ、1人に固定されていないことからも分かるように、現時点で「開幕・右翼」は流動的。内容のある打撃、そして結果を残すことができれば、首脳陣に大きなアピールとなる。
チームとして飛距離を出すことをテーマに取り組んだフリー打撃では、右翼席へ何本もアーチをかけた。「ボールを長く見られるようになっている。変えたからといって飛距離は落ちていない」。昨秋から始めたすり足打法。手応えがある。
「常に開幕スタメンで出たいと思ってやってきた。頑張りたい」。空調が効くドームで、大粒の汗をぬぐいながら前を見据えた若武者。勝負のとき。すべての力を出し切る。