ドラ2横山 被安打11も粘って3失点
「ウエスタン、中日3-7広島」(23日、ナゴヤ球場)
広島のドラフト2位・横山弘樹投手(24)=NTT東日本=が、ウエスタン・中日戦に先発。7回11安打3失点と粘りの投球で開幕前最終登板を終えた。30日の中日戦(ナゴヤドーム)でのデビューが濃厚な右腕は、苦い経験を本番に生かす。
二回、1死から森野に四球で出塁を許し、4連打で2失点。四回は、先頭の森野を2ストライクと追い込みながら、高めに浮いた直球をはじき返され右中間二塁打。後続も抑えることができず1点を失った。
「甘いところに投げてしまった。ランナーを出してからも、点はやりたくなかった。五回以降は、ストレートが狙われている中でも抑えることができた。次に生きると思う。自信になったし、光が見えた」。納得のいく結果ではなかったが、不安は残さなかった。
ドラフト1位・岡田(大商大)との争いを制してつかんだ開幕ローテ。「シーズンに向けて緊張感を持ってやるだけ。心技体をコントロールして準備したい」。待ちに待ったシーズンが幕を開ける。