黒田頼むぞ!26日先発「自然体で」
今季チーム初勝利をレジェンド右腕に託す。広島の黒田博樹投手(41)が26日のDeNA戦(マツダ)に先発する。2016年初登板へ向け、この日はキャッチボール、ダッシュなどで最終調整した。プロ20年目。テーマは「自然体」だ。
「常に自然体でいたいと思います。最初の登板であろうと最後の登板であろうと、常に同じ気持ちで投げたい。準備していきたい」
練習中は時折、笑顔が見えた。「何年経験しても開幕は身の引き締まる思い。それは変わらないです」。黙々と開幕に向けて準備を進めてきた。4月中に4度、中5日で登板する予定。41歳右腕は開幕ダッシュを狙うチームで、序盤からフル回転を求められている。
DeNA戦は昨季、4試合の登板で1勝1敗(防御率3・09)。ロマック、柴田、戸柱とスタメンに新加入の選手が並ぶ。「映像で見るのでは、また違う。対戦する中でどう感じるかを大事にしたい」。データ、傾向を分析した上で、当日の直感に重きを置く。初の頂点へ。初戦から「1球の重み」を体現する。