広島のドラフト１位・岡田明丈投手（２２）＝大商大＝が、４月１日の巨人戦（マツダ）でデビューすることが２８日、正式に決まった。

　開幕２戦目（２６日・ＤｅＮＡ戦）に先発した黒田が、同２日の巨人戦に登板するため、１日から始まる３連戦の初戦に岡田が抜てきされた。

　「いままで、しっかりしたピッチングができていないので納得できるようなピッチングをしたい」。迫り来るデビュー戦。自分の投球をして、チームの勝利に貢献する覚悟だ。

　イメージはできている。対外試合初登板となった２月２１日のオープン戦、巨人戦（沖縄セルラー）では２回無安打無失点。「いい打者がそろっている。全員が４番打者みたいだと思ってしっかり投げます」と気を引き締めた。

　３０日・中日戦（ナゴヤドーム）には、同２位・横山（ＮＴＴ東日本）が初先発する。新人２人について緒方監督は「まずは思い切って相手に向かっていってもらいたい。打たれてもいいというわけではないが、内容が大切」と期待を寄せた。

　前回の実戦登板となった２５日のウエスタン・阪神戦（由宇）では、初回に４点を失った。立ち上がりに課題を残したが、改善策はある。「（試合に）入る前の球数を増やします」。２０球だった投球練習を３０球に変更。万全の状態でマウンドに上がる。