ドラ1岡田、プロ初登板は勝敗付かず

 「広島-巨人」(1日、マツダスタジアム)

 広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=が、プロ初登板で6回2/3を9安打3失点(自責点2)。初回に先制点を許すなど、序盤は不安定な投球が続いたが、粘りの投球を見せた。勝ち負けは付かなかった。

 初回、1死一塁から、坂本に対して初球。真ん中に甘く入ったスライダーを、左中間に運ばれて先制点を許した。わずか6球で失点。立ち上がりは制球に苦労した。だが、その裏の攻撃。ルナが逆転2ランで援護すると、二回は高木のボークで追加点。以降は毎回のように得点圏に走者を置きながら、2点のリードを必死に守った。

 直球の最速は151キロ。フォーク、スライダー、カーブと、尻上がりに変化球もキレを増した。だが、2点リードの七回に、3本の安打を浴びて失点。2死一、三塁でジャクソンにマウンドを譲ったが、三塁ルナの失策で痛恨の同点を許した。

 同期入団でドラフト6位のオスカル投手(25)=ホンダ=が、3月27日のDeNA戦(マツダ)で、12球団の新人最速で初勝利を挙げた。また、同2位の横山弘樹投手(24)=NTT東日本=が、3月30日の中日戦(ナゴヤドーム)で初登板初勝利。「自分も続きたい」と刺激を受けたドラフト1位が、勝敗は付かなかったが、本拠地で力を示した。

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