スタンドから祈るように…岡田母が声援
「広島4-6巨人」(1日、マツダスタジアム)
広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=は、プロ初先発初勝利を挙げることはできなかった。1点リードの七回途中に降板したが、直後に味方のミスが出て追いつかれた。初登板は6回2/3、9安打3失点(自責点2)。直球で打者を牛耳り、要所を締めた。
岡田の母・道子さんが初登板を観戦した。妹、親戚らと4人で一塁側スタンドから声援。「いきなりこんな晴れ舞台で。恐縮です」と照れ笑いした。4日のバント練習中、ファウルチップが左眉付近を直撃。報道で知った母は「心配」で、すぐ広島まで駆け付けたという。女手一つで育て上げ、息子の活躍が報じられた新聞を、スクラップするのが日課。祈るように勇姿を見届けた。