黒田、巨人連続完封に挑む 16日G戦
広島の黒田博樹投手(41)が、16日の巨人戦(東京ドーム)に先発する。9日の阪神戦で左足首上に打球を受けて途中降板。状態が不安視されたが「大丈夫」と、予定通り中6日でマウンドに上がる。2日に続いて巨人戦2試合連続完封なら、1963年の池田英氏以来、球団では53年ぶり2人目の快挙となる。
この日はマツダスタジアムで全体練習に参加。強めのキャッチボールや短いダッシュ後、登板に備えて東京に移動した。今季は3戦2勝、防御率1・35。登板3試合でチームは、いずれも勝利している。
2日の巨人戦は徹底的に内角を突き、41歳にして圧巻の3安打完封。「もう完封勝利から1週間以上、たっている。また新たな気持ちで、考えながら投げたい。相手もいろいろと考えてくると思う。前回、打ち取った球を参考にしながら配球を考えたいですね」と、気を引き締めている。
相手は前回と同様に、田口との対戦が予想させる。「彼もすごくいい投手なので、ウチの打線も手こずると思う。ロースコアの展開になると思うので、自分もいい投球をしないといけない、なかなか勝つチャンスを与えるのは難しい」。阪神と並んで首位に立つチームは現在4連勝中。黒田の熱投、G斬りで首位固めに入る。