ヘーゲンズ1軍昇格「七回の男」任せろ
広島のブレイディン・ヘーゲンズ投手(26)が21日、マツダスタジアムを訪れ、勝利を呼び込む投球を誓った。22日の阪神戦(マツダ)で今季初めて1軍登録される予定。セットアッパーのジャクソンにつなぐ“七回の男”として期待される。
興奮を隠せなかった。ロッカーへ荷物を搬入した助っ人は「1軍に呼ばれ、エキサイティングな気持ちだ。チームの勝ちに貢献したいよ」と言い切った。
オープン戦で結果を残しながら、外国人枠の関係で開幕を2軍で迎えた。それでも「ネガティブに考えなかった」。ウエスタンでは7試合で2勝0敗、防御率2・25。持ち味の打たせて取る投球で結果を残した。そしてこの日、大野練習場での練習後に吉報が届いた。
「八、九回は固まっている」と畝投手コーチ。中継ぎ陣の懸案事項は、ジャクソンへのつなぎ役を確立できるかだ。今村、永川、オスカル、中田が候補だが、安定感が光る助っ人右腕に大きな期待を寄せる。
「先発からつくってきた流れを途切れさせず、いいリズムで次の投手につなぐことが大事。その仕事をしたいね」。ヘーゲンズは声をはずませ、前を見据えた。2軍戦では連投も2度こなし準備は万全。フル回転し、中継ぎ陣の救世主になる。