黒田 新井2千安打を翌日電話で祝福
広島・黒田博樹投手(41)が27日、マツダスタジアムで次回登板となる30日の中日戦(マツダ)に向けて調整し、前日のヤクルト戦(神宮)で通算2000安打を達成した新井を祝福した。「感動した。勝った中で打てたことが一番」。広島で残留調整していたため、歓喜の瞬間に立ち会うことはできなかったが、盟友の偉業達成を心に刻み、喜んだ。
一夜明けて、直接連絡を取り合った。「昨日はバタバタしてるだろうから落ち着いた時にと思って、今日の昼に電話で『おめでとう』と言った。新井からは『ありがとうございます』と言われた」とやりとりを明かした。
次は、あと4勝に迫る自身の日米通算200勝。「僕自身は何も変わらない。いつもと変わらず、目の前の試合を全力でやっていく。その上で勝ちが付けばチームのためになる。積み重ねていく」。チームの勝利を最優先し、その結果、白星を手中にできればという信念は揺らがない。
この日は雨のため、室内練習場で約3時間、ランニングやキャッチボール、ブルペン投球などで汗を流した。レジェンドは、チームの勝利のために右腕を振り続ける。