丸3ラン連発!自己最多タイ6打点
「広島12-2中日」(30日、マツダスタジアム)
広島打線の猛攻はすさまじかった。2試合連続の2桁安打で12得点。猛打爆発のキーマンとなったのは、2打席連続本塁打を含む3安打6打点の丸佳浩外野手(27)だ。
1点リードの五回無死一、二塁。真ん中に甘く入った142キロ直球を逃さなかった。完璧に捉えた打球は、右翼スタンド中段に飛び込む12試合ぶりの4号3ラン。「チャンスだと思って積極的にいきました」。直前に1点を返され、相手に傾きかけた流れを引き戻すリーダーの一発で打線に勢いがついた。
続く六回2死一、二塁。今度は2番手・又吉のスライダーを迷いなく振り抜いた。13年8月9日・巨人戦(マツダ)以来、3年ぶり3度目となる2打席連発の5号3ラン。11年8月25日・横浜戦(マツダ)以来となる自己最多タイの6打点目を挙げ、試合を決定付けた。
「クリーンアップに入っているので、ランナーがいればかえせるようにしたい。広輔(田中)、キク(菊池)が安定して塁に出てくれるので、集中して打席に入ることができた」
チームは13勝9敗と4月を勝ち越し、開幕ダッシュに成功。「月が変わっても、いい流れのままいけたらいいと思います」。開幕から不動の3番に座る男が、チームを連勝街道へ導く。