九里&戸田ら若鯉誓った!救世主になる

 若鯉が救え!広島の九里亜蓮投手(24)と、戸田隆矢投手(22)が9日、救世主としての活躍を誓った。九里は12日のヤクルト戦、戸田は翌13日の中日戦に先発予定。以降は岡田、中村恭、中村祐らが候補に挙がる。開幕ローテの黒田、福井、横山が離脱する非常事態。若手投手陣がチームのピンチを、勢いよくチャンスに変える。

 冷たい雨が降り注ぐマツダスタジアム。屋内練習場の指名練習では九里、戸田らが黙々と汗を流した。福井、横山、黒田の離脱で、開幕ローテの3人が一気にいなくなる緊急事態。先発の穴を埋めるべく、代役を託された2人が救世主になる。

 まずは12日のヤクルト戦(神宮)に登板予定の九里だ。今季初先発となった5日・巨人戦(東京ドーム)では、力強い投球で菅野と互角に渡り合った。7回4失点で敗戦投手となったが、緒方監督は高評価した。2年ぶりの白星へ。3年目右腕は背水覚悟で臨む。

 「前回も1人、1人をしっかり考えながら抑えにいきました。自分の投球がいかにできるかだと思うので、気持ちは変わらない。相手投手より先に点を与えないように。チームの勝ちに、しっかり貢献できればいい」

 続く13日の中日戦(ナゴヤドーム)では、戸田が今季初先発に臨む。ここまで中継ぎで5試合に登板し、計8回を1失点。結果を残してチャンスをつかんだ。「低めに丁寧にしっかりと腕を振る。アピールしないといけない立場。もらったチャンスをものにしたい」と、あふれる気合は十分だ。

 クールな表情とは裏腹に、胸には熱いものを秘めている。「中継ぎのしんどさも分かるので、1回でも多く投げたい」。この日はジョンソン、野村とともに、キャッチボールやダッシュなどで調整した。経験を糧に、成長した姿でマウンドに立つ。チームのために左腕を全力で振り抜く。

 14、15日の中日戦は岡田、中村恭、中村祐らが候補に挙がる。若手中心ローテとなる敵地6連戦。小林投手コーチは「若手にとってはチャンスになる。去年よりもいい戦いができているので。投手が頑張れば勝ちを拾っていける」と奮起を促し、成長を願った。シーズン序盤の正念場。最大ピンチを若鯉が救う。

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