新井、2000安打記念プレート設置
広島の新井貴浩内野手が19日、通算2000安打達成を記念してマツダスタジアム左翼席後方の壁面に記念プレートを設置した。
プレートには「誰よりもたくさん怒られ、誰よりも泥にまみれ、誰よりもバットを振り、そして誰よりも上手くなっていった選手が、誰よりも大好きなカープのユニホームを着て打ち立てた金字塔であり通過点」と記された。新井は真っ白な手袋をして、無数のフラッシュを浴びながら四隅のボルトを締めた。
マツダスタジアム開場以降、記録や記憶に残るプレーが銅板として飾られてきた。1枚目は、今球場初勝利を挙げた前田健太投手(ドジャース)だ。これが球団としては22枚目。新井にとっては昨季、通算2000試合出場を達成したものに続き2枚目となる。過去のものを見つめながら「ずっと残る。これからもファンの人に見てもらえるので、うれしいです」と声をはずませた。
22枚の中には、広島復帰後の初勝利を記念した黒田博樹投手の1枚がある。41歳右腕は今季、通算200勝まであと3勝だ。大記録達成となれば、間違いなく設置される記念の1枚。新井は「その瞬間(プレート設置)に立ち会わせていただきたい」とニヤリと笑った。