大瀬良 故障後初シート6月上旬実戦へ
右肘内側側副靱帯(じんたい)部分損傷でリハビリ中の広島・大瀬良大地投手(24)が25日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で故障後、初めてシート打撃に登板した。ルナや広瀬らに8割の力で投げ、状態を確認した。
恐怖心はない。復活に向け、また1つ階段を上った。大瀬良は「打者が立った状態で自分の球を投げられるか確認した。良い球がたくさんあった。腕もある程度、振れました」と充実した表情で額の汗をぬぐった。
当初は18日にシート打撃を行い、21日の紅白戦(由宇)で実戦復帰する予定だった。だが18日の起床時に腰に違和感を抱いたことで、復帰プランに遅れが生じた。それでも腰は大事に至らず、この日を迎えた。
今週中にもう一度、シート打撃を行う。問題がなければ6月上旬の2軍戦で実戦復帰する予定だ。「遅れたのは残念だけど、しっかり調整したい。チームは調子がいいので、僕もその中に入って貢献したい」と前を向いた。